毎日お風呂掃除しても摂れない皮脂汚れ

写真でうっすら薄黒くなっている部分が見えますか?
この家に住んで8月で3年目になるんですが、
毎日お風呂掃除をしてもどうしても皮脂汚れがこびりついてしまいます。

分かりやすく囲むとこんな感じ。
主人からするとよく見ないとわからないレベルです。
我が家のお風呂はTOTOのほっからり床。
お風呂に入った後も自然と水が切れて、入る時も床が柔らかく冷たくないというもの。
毎日床をブラシで掃除をしていても皮脂汚れがこびりついてしまう原因が、
ほっからり床に使われているFRP(繊維強化プラスチック)です。
プラスチック自体が皮脂汚れなどが付着しやすい(プラスチックのコップやお風呂の椅子なんかもそう)ので、
これは仕方のないことなのですが、どうしても気になってしまうのでどうにか落とせないかと試しました。
黒ずみは水道水のカルシウムやマグネシウム+石鹸の油脂+人間の皮脂汚れで出来ています。
これらの汚れを取るなら酸性の洗剤で落とす必要があります。
酸性の洗剤というと、
だいたいこんな感じの商品が多いです。
酸性の洗剤をわざわざ買いに行くのもあれなので、いつも家に常備しているクエン酸と重曹で黒ずみが取れないか試しました。
クエン酸にはカルシウムを溶かす、アルカリ性の物質を中和するといった働きがあります。
その働きを活かすと水道水のカルシウムやマグネシウム、石鹸の油脂を中和して取れやすくしてくれます。
重曹は弱アルカリ性で、酸性の油汚れを中和してくれるのと、水に溶けにくい性質なのでクレンザー(やすりのような)の役目があります。
重曹はクエン酸と混ざると二酸化炭素の泡となるので、こびりついた汚れがより取れやすくなります。

重曹とクエン酸のいいところを活かして、お風呂パックしてみました。
やり方は簡単。
- お風呂の床を濡らす
- 重曹をまんべんなく撒く
- クエン酸を重曹の1/3くらいの量で撒く
- ラップを上からする
- 時々ラップがガスで膨れるのでガスを抜いて床とラップを密着させる
- 1時間くらい置いたらラップをはがしてブラシでこすってよく洗い流す
ピカピカ!!
重曹だけでみがいてもとれなかった黒ずみが綺麗に取れました。

※重曹を溶かしたものを素手で触ると皮膚が荒れたり、溶けてしまったりするので、
手袋やスリッパを履いてからお試しください。